前回の藤田社長のインタビューに続き
新R25のお金に関するシリーズで、資産運用についてお話されている
インタビューのポイントを紹介&解説していきたいと思います。
今回インタビューされているのは経済評論家の上念司さんです。
自分は金融業界で働いているのですが、失礼ながらこの方は存じ上げませんでした。
経済評論家=証券会社のエコノミストとのイメージでしたが、こんな幅広く活躍されている経済評論家もいらっしゃるんですね。
そういえば、森永卓郎氏も経済評論家でした・・・
(ちなみに記事のなかでご本人が経済評論家のビジネスモデルについて、世界的なベストセラーの ”金持ち父さん、貧乏父さん” の観点からdisっています(笑))
ということで、この上念さん、肩書は若干怪しいものの、資産運用・お金について話していることは前回の藤田社長のインタビュー同様、これまでのマネー記事とは違った視点から的を得たことが書かれていて面白いです。
今回も、インタビュー記事から個人的に共感できる部分を紹介&解説していきたいと思います。
上念さんの資産運用方法を簡単にまとめると以下の3点です。
(1)個別株はやらない
(2)インデックスファンドを買う
(3)三分割で買う
(1)個別株はやらない
インタビューの中では ”インサイダー情報を持っている人には勝てないので、個別銘柄はやりません!” と言っていますが、これは極端な例として、個別銘柄の分析には大変な労力がいるのは事実です。まず、財務諸表を読めなきゃいけないですし、読めたとしても四半期ごとに最新の決算をチェックする必要があるし、本当に将来価値を算出するならば、今の企業が投資している製品やサービスが将来どの程度利益を生み出すのか予想しなきゃならんし・・・等々、やらなくてはいけないことは盛りだくさん。
しかも、その分析が必ず報われるとは限りませんしね。そういった意味で、個別銘柄への投資は、この分析作業が好きでもない限り割に合わない投資だと思います。
ちなみに個別銘柄の分析方法は、以前の記事で紹介させて頂いたv-com2さんの本がおススメです。
(2)インデックスファンドを買う
上の個別銘柄の代わりに投資するのがインデックスファンドです。インデックスファンドであれば、低いコストで小難しい財務諸表の知識もいらずに、株式市場の上昇を捉えることができます。個別銘柄とは反対に、インデックスファンドへの投資はとても効率の良い投資と言えるでしょう。
(3)三分割で買う
インタビューの中では濁されていましたが、とにかくこの ”分散投資” は、プロの間でもアセットアロケーションということで、揉めるトピックです。
宗派がいろいろあり、これが絶対正解!ということはないのですが、やはり個人投資家の方は、株に34%、債券に33%、REITに33%ととにかく分散することが重要です。
株や債券のみに100%お金を置いている人が結構いてびっくりするのですが、
細かい比率はいいので、とにかく分散です!(大事なことなので2回言いました)
ただし、厳密に言うと分散投資は単に分ければいいというものでもなかったりします。特に日本株のインデックスファンドを買っている場合には、国内外の債券を分散のために買っても同じ方向に動きがちなので分散させる意味があまりないんですよね・・・。
日本株が下落する円高局面では外債ファンドのリターンもマイナスになりますし、国内債券は利回りが低すぎるので、投資せずキャッシュで持っておけば済む話なので・・・。
この分散投資の方法については、個人的にまた別記事で整理してお伝えしたいと思います!
新R25の上念氏インタビューについての紹介&解説は以上になります。
他にも記事のなかでは、家は買わないほうがいいという理由や、家を売るなら何年までに売ればいいのか、”金持ち父さん、貧乏父さん” に関しての上念さんの解説などこの記事も一読の価値ありですので、ぜひ読んでみて下さい。
ここまで読んで頂きましてありがとうございました!
それではまた!