こんにちは。てぎこの旦那です。
今回は資産運用編の第2回目ということで、自分がこれまでに読んだ資産運用関係の本の中から、本当に勉強になった&面白い本を厳選して5冊 紹介したいと思います。
前回の資産運用編の第1回は初学者を意識した本を選びましたが、今回は読者の皆さんのことは置いておいて、自由に自分の好きな本を選びました(笑)
それでは行きましょう!
①続マーケットの魔術師 第4弾
自分のはてなIDの由来にもなっている大好きなレイ・ダリオというファンドマネージャーがいるのですが、その彼のインタビューが載っている本です。
レイ・ダリオは、ブリッジウォーターという世界最大のヘッジファンドの運用者で、簡単にいうと、サッカーではメッシ、野球ではカーショウ、バスケットではレブロンジェームスみたいな人です。
ダリオのインタビューの詳細は本に譲りますが、動画①のようにちょっと宗教チックなレイ・ダリオの良さがきちんと出ています(笑)。
(事実、米国ではブリッジウォーターの企業文化についてカルトだ!と指摘する記事が出ました)
<動画①レイ・ダリオが語る瞑想について>
もちろん、このダリオのインタビューは読者の皆さんがマーケットという良くわからないものに向かいあう際に必ず役立つものです。
この本でも、レイ・ダリオ の経済分析の方法が書かれていますが、その経済分析の方法を30分にまとめた動画もありますので載せておきます(動画②)
<動画②ブリッジウォーター作成の30分で判る経済の仕組み>
このレイ・ダリオのインタビューだけでも十分読む価値があるのですが、他にも世界の超一流の運用者がどの時期に、どのような指標を参考に、どういう思考で、どういったポジションを取っていたかというのが事細かに書かれているのがまたすごい!
全部で15人の人物が書かれているのですが、レイ・ダリオ以外では、第5章のケビン・デーリー、第7章のジョエル・ブラッド、第10章のラリー・ベネディクト、第11章の スコット・ラムジー、第13章のエドワード・ソープ、この5人のインタビューは特におススメです。
三千円程度の本ですが、その3倍くらいは価値がある本です。正にバリュー銘柄ならぬ、バリュー本ですね。
②投資で一番大切な20の教え
この本はオークツリーというヘッジファンドのマネージャーが書いた本なんです。
この本を読んだきっかけは、世界一の資産家ウォーレン・バフェットが経営するバークシャーハサウェイの株主総会で、参加者に配布された本ということで興味を持ったからです。
内容は基礎的なファイナンス理論を著者の経験をベースにして言い換えたもので、教科書的なファイナンスの本とは違い説得力があります。
個人的には、”一時的思考と二次的思考の違い”(本書のP19)、”二次的思考をする者がどこで強みを持つべきか”(本書のP32)あたりが面白かったです。
③ジム・クレイマーの株式投資大作戦
この本は、退職してしまった自分の先輩がCNBCで放送しているジム・クレイマーのマッドマネーという番組の大ファンでして、その彼から教えてもらったものです。
その先輩はよく番組後半のライティングラウンド(動画③)のモノマネをしてくれてました(笑)。
<動画③ 激しかったころのLighting Round>
マッドマネーはエンターテインメント性重視の面白番組ですが、この本はゴリゴリのバリュー投資推奨本です。
個人投資家がどのように運用すべきか、発注の方法や局面ごとの取るべき戦略など、かなり具体的に書かれているので、前回の記事を読んだ読者の方が、次に読むべき本としては一番のおススメです!
この本で面白いなと思った点は、E(一株当たり利益)×M(株価収益率)=株価の中で、ジム・クレイマーがM(株価収益率)の分析に時間をかけていたというところです。詳細はこの本の第5章「投資とは予想がすべてなのだ」の個所を読んでください。
④まぐれ
⑤資産運用のカラクリ 2016 投資と税金篇
最後は税金関係の本です。
資産運用でリターンを稼げることができたら、次に重要になってくるのが税金の話です。税理士が書いた税金関係の本もたくさんあるのですが、この作者は投資家で、税金の事が投資家目線で書かれています。さらには、税制を有効活用する投資戦略の事も書いてありユニークな本です。
ちなみに、税金の影響は大きいにもかかわらず不確実性が入る市場要素とは違い、勉強した分は確実にリターンが出る分野です。市場で大きく儲けたけどがっつり税金を引かれた・・・とならないよう、この本で勉強しておきましょう。
今回の資産運用関連 マニアック編は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、2017年に読んだおススメの資産運用関連の本を紹介しようと思いますのでお楽しみに!